債務整理にかかる期間はどれくらい?
債務整理にはどの程度の時間がかかるのでしょうか。これは、債務者の借金や生活の状況など様々な要素によって左右されますが、より大きな部分では利用する手段によって変わってくるようです。
まず、もっともポピュラーな債務整理の手段である「自己破産」の場合は、手続自体が非常にシンプルに進むため、特にトラブルがなければ約3ヶ月程度で債務整理が終了し、新たな人生を歩むことが可能です。ただし、手続きに入るまでの資料集めが若干大変であるという点は注意しなくてはなりません。裁判所に申し立てるまでが約2ヶ月、その後、免責不許可事由がなく、順調に進めば申立後1ヶ月で免責許可が下ります。処分可能な資産が多い場合などは、破産管財人を立てる案件となるため、若干伸びる場合があります。
また、「民事再生」と「任意整理」の場合は、自己破産の場合と異なり、借金がなくなってしまうわけではないため、債務整理後も返済をしなくてはならないという特徴があります。債務整理のプロセスに限って言えば、民事再生では申立から1ヶ月程度かかり、その後3年間をかけて債務を返済していきます。また、任意整理の場合は、裁判所を通すわけではないため、債権者との交渉によっては長引いてしまうケースもあるようです。
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